メルカゾール2.5mg
最近、メルカゾール2.5mgの製造販売承認が下りたことが、
薬剤師界隈では密かに話題となっております。
メルカゾールとは?
甲状腺機能亢進症に用いられる薬であり、患者さんごとに投与量の調節が
必要な薬です。
投与量の調節を行う際、錠剤を半分に割る必要があります。
半分の用量が出ただけで、なぜそんなに話題になっているのかというと
正確に半分に割るのが難しかったからです。
下の写真を見ていただいたらわかるように割線もなければ、糖衣錠でもあるからです。
(出典:くすりのしおり)
正確に半分に割れないため、バラつきが必然的に生じてきます。
処方を出すDrには一度半割を経験してほしいくらい正確に割るのが難しいです。
しかし、2.5mgが出るということでこの問題が解決されるのは喜ばしい限りです!
ただその分薬局に在庫が増えてしまうのは悩ましいことでもあります、、
医学生には是非経験できる機会があれば実践してほしいです!
薬剤師国家試験対策方法(n=1)
そろそろ薬剤師国家試験に向けての対策が本格化していく時期ではないでしょうか?
そこで私が行った勉強方法を書かせていただきたいと思います。最終的な得点率は8割ほどだったと思います。
~薬剤師国家試験~
薬剤師国家試験は例年、2月下旬に行われるもので、
医師国家試験→看護師国家試験→薬剤師国家試験の順番で行われます。
また日程は2日間あり、科目は物理・化学・生物・衛生・薬理・薬剤・病態、薬物治療・法規、制度、倫理・実務の9つです。
必須が90問、理論が105問、実践が150問の計345問です。従来は65%の絶対評価での合格でしたが、ここ数年で、平均点と偏差を用いた相対評価への合格と変更になりました。
この中で、鬼門となるのは基礎である物理、化学、生物の3科目ではないでしょうか?
私もその3科目に苦しめられました。
下に厚生労働省のホームページから抜粋したものを貼ります。
どうでしょうか?
私はもう全く解けない状態です。
大学からは基礎の物理・生物・化学を最初にしっかり勉強するようにと
言われるかもしれません。
私も最初にこれらを勉強しました。
が、、、
国家試験が近づくにつれ、これらの得点はあまり合否に絡んでこない、
つまり、解けないものは皆解けないので確実に解けるものを確実に解くというスキルが
求められます。
つまり、最もコスパがいい試験対策は、
皆が解けるもの=過去に類題が出ているものという方程式が成り立つため、
過去問を最優先に行うというものになります。
上記の9つの科目の中で、最も点の取りやすいものといえば、
薬理、薬物治療、実務ではないでしょうか?
これらはひねった問題もそこまで多くなく、感覚で取れてしまうものもあるので
真っ先に行うべきではないでしょうか?
~具体的な試験対策方法~
私立薬学部においては大手予備校の授業が6年生の段階で設けられているのがメジャーではないでしょうか。
その授業は大いに活用してください。
私は6年間の薬学部での勉強を予備校の授業半年で網羅しました。
(薬学での6年間は再試だらけで、下から数えた方が早い成績でした。)
大手予備校の試験対策用の冊子、
青本、オレンジブック、虹本など様々ありますが、どれを用いても大丈夫だと思います。
自分の大学によく来る予備校の本を使うのがベストかもしれません。
ただその本を1から愚直に実施するには時間が圧倒的に足りません。
授業を受け、過去問を行いながら、辞書的に使うのが理想的ではないでしょうか?
半年間ひたすらそれを繰り返し(薬理、薬物治療、実務を中心に)行っていけば、
自然と合格点に達するはずです。もちろん卒業試験も並行して行っていく必要が
あります。割り切りが必要であり、一つの問題に時間をかける必要はありません。
皆様の合格を祈っております!
1年生、前期を終えて
~前期を終えて~
今年はコロナの影響もあり、皆様の大学でも様々なことが例年とは違う形で行われた
前期ではなかったでしょうか?
私の大学も前期はオンライン試験と対面試験など様々な形がとられました。
試験がなくなり、レポートのみで単位認定の科目もありました。
(これが続いてくれれば、かなり楽!)
無事前期は再試にかからず、通過することができました。(例年1年生で5,6人留年)
まだ1年の前期ということで、薬学部と比較することはできませんが、今後
比較した記事も題していきたいと思います。
この半年での出来事を少しまとめていきたいと思います!
~単位認定~
再受験生にとっては、合格決定後、真っ先に行うイベントではないでしょうか?
なんと弊学では、「一切の認定を行わない」と返事を頂きました。
1年生の頃は単位認定をし、薬剤師としてバリバリ働くという思惑が
さっそくつぶされてしまいました。
そのため1年生から現役生の人たちと一緒に全ての授業(体育も)に出ております。
~クラブ活動はどうするか~
これも再受験生にとって重要なイベントになってきます。
体育会系のクラブはどれもがっつり行う感じとなっており、
一回り上の私たちにすれば体力的に難しいのではないでしょうか?
(特に未経験で入部しようと思えば)
また別の記事で触れたいと思います。
~再受験生の扱われ方~
私が通っている大学では全体の1割弱くらい再受験生が入学する、
所謂寛容な大学です。
その中で先輩方も再受験生には抵抗がなく接してもらえます(ありがたい!)。
今のところ抵抗なく周りの現役生の方になじめていると思います。
やはり元々言われている、年齢ではなくその人の特性次第であると実感しております。
後期も再試なく無事笑顔で進級したいです!
【再受験】再受験時の成績 後半
~模試の成績~
後半です。
秋ごろになると試験が近づいてきたと焦り、模試の内容も難しくなっていくしで、
精神的にはよろしくないですね。
第三回全統マーク模試(10月中頃)
ようやく国語、社会を受け始めました!
このときから国公立を志望校に書き始めました。
第一志望はC判定! が、
素点に関して全然足りないのは一目瞭然。
相談できる先生もいなければ、友達もいないのでこの時はそんなことには気づかず
舞い上がっておりました。←典型的なダメ受験生。
相変わらず英語は伸びず、国語もぼろぼろ。なぜこれで喜んでいたかは不明。
次!
第三回全統記述模試(10月終わり頃)
紙をなくしたので、WEBでの結果を。
はい!これで国公立は絶望です。
英語、数学が取れていないため、私立も絶望的ですね。
ここでスランプに陥りますね。こうなったら理科の配点が高い私立を目指そうとか、
もう一年はメンタルが持たないなとかネガティブな思考に。
仲の良い友達には再受験することを宣言していたので、顔向けできない。
そんな成績です。ここからは英数理に勉強時間を注ぐようになりました。
そんな中迎えたセンタープレ
全統センタープレテスト(11月終わり頃)
英語がすさまじいですね!(結局最後まで英語が足を引っ張ります。)
このときもなぜか第一志望の国公立はC判定。国語は古典漢文を捨てて、
本番に挑む決心もつきました。←悪い見本
なぜかこのころにはメンタルも吹っ切れて、良いコンディション
ポジティブ思考が大事!!
番外編
メビオ私立医学部模試(秋ごろ?)
医専が行っている某医学部専用の模試。
この模試は過去問に準拠しており、腕試しで受けてみるには十分かと思います。
(母数が少ないため、判定は気にしない方がいいかも)
全統しか受けないっと言っていたのですが、この頃はメンタルが悪く、
私立医学部に専念しようと考えていたため受験。
何とも言えない結果を取ってしまったため、メンタル回復ならず、、
私立医学部志望の方は受けてみるのもありかもです!
ちなみにここの大学の本番は受験しませんでした。
センター試験本番
母校でセンター試験を受けることになりました。
結果は模試の延長戦上って感じですね。
バンザイシステムではE判定ばかり。あってもD判定。
私立医の試験も目前であったため、切り替えて勉強。
2月から国公立に切り替えて勉強しようというスタンスに切り替えました。
結果として、国公立はだめで、私立は第一志望に正規合格することができました。
あと1年頑張ろうという考えもありましたが、それよりも1年でも早く医師に
なることを優先し再受験を終えることとしました。
私立医学部は金銭的な問題も大きいため、後日まとめた記事を出したいと思います。
~終わりに~
いかがでしたでしょうか?
再受験前は医学部は勉強の鬼というイメージで、本当に届くのか?
という印象でしたが、勉強すれば何とかなるものです。
これから勉強を始める方、勉強中の方の参考になれば幸いです。
【再受験】再受験時の成績 前半
~受ける模試~
予備校に通わず、周囲の状況が一切わからないため、模試を受けよう!
誰もが考える当たり前のことですね。
その中で数多ある模試の中から何を受けるべきか?
模試を受けすぎても勉強時間は減るし、受けなさすぎるのもよくないし、
私は河合塾全統模試に絞ることにしました。(私立医学部は難問、奇問ばかりではないこと、標準問題がもれなく解けることで合格が近づくことから)
~勉強開始時の成績~
数学Ⅲ、物理は初学。薬学部で有機化学を勉強しているはずが、国家試験から数年たっているため役に立たず。大学4年生から卒業まで研究室に所属し、論文をたくさん読んでいたので英語は問題なしかと思っていたが、前年のセンター試験を解くも6割しか取れず。心配しかない成績をたたき出す。数学は解の公式も思い出せない状態。
いわば全て初学と思っていただいて問題ないです。
~模試成績~
勉強を開始したのが、1月(仕事をしながら)。3月末で退職し勉強に専念。
第一回全統マーク模試(5月頭頃)
これは初めて受けた模試です。範囲が狭いと有名な第一回ですが、物理初学のため間に合わず、、
もちろん国語、社会はノータッチ。
このときの第一志望はもちろんE判定。
これは間に合わないと感じましたね。
第一回全統記述模試
範囲が間に合わず、未受験。
後々考えれば無理に受けなくて正解でした。
第二回全統マーク模試(8月中頃)
成長の向上が見受けられた夏。
充分戦える!と実感できた夏。
それでもこの時の第一志望はD判定。壁はまだまだ厚いなと実感しました。
このときくらいから国公立も視野に入れようと思いました。
第二回全統記述模試(9月頭頃)
あれ、記述は苦手かな?と感じた夏明け。
もちろん判定はE。英語は元々苦手。改善の余地あり。すごく焦りました。
(このあとも英語はずたずたに。)
果たして、間に合うのか?
後半に続く、、