再受験。医学生となった薬剤師。ぴちぴちの1年生

薬剤師として働いてきて、医学生となった者です。日々の暮らしや受験期のことなど様々なことを発信していきたいと思っております。

薬剤師国家試験対策方法(n=1)

そろそろ薬剤師国家試験に向けての対策が本格化していく時期ではないでしょうか?

 

そこで私が行った勉強方法を書かせていただきたいと思います。最終的な得点率は8割ほどだったと思います。

 

~薬剤師国家試験~

薬剤師国家試験は例年、2月下旬に行われるもので、

医師国家試験→看護師国家試験→薬剤師国家試験の順番で行われます。

また日程は2日間あり、科目は物理・化学・生物・衛生・薬理・薬剤・病態、薬物治療・法規、制度、倫理・実務の9つです。

必須が90問、理論が105問、実践が150問の計345問です。従来は65%の絶対評価での合格でしたが、ここ数年で、平均点と偏差を用いた相対評価への合格と変更になりました。

 

この中で、鬼門となるのは基礎である物理、化学、生物の3科目ではないでしょうか?

私もその3科目に苦しめられました。

下に厚生労働省のホームページから抜粋したものを貼ります。

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どうでしょうか?

私はもう全く解けない状態です。

 

大学からは基礎の物理・生物・化学を最初にしっかり勉強するようにと

言われるかもしれません。

私も最初にこれらを勉強しました。

が、、、

国家試験が近づくにつれ、これらの得点はあまり合否に絡んでこない、

つまり、解けないものは皆解けないので確実に解けるものを確実に解くというスキルが

求められます。

つまり、最もコスパがいい試験対策は、

皆が解けるもの=過去に類題が出ているものという方程式が成り立つため、

過去問を最優先に行うというものになります。

 

上記の9つの科目の中で、最も点の取りやすいものといえば、

薬理、薬物治療、実務ではないでしょうか?

これらはひねった問題もそこまで多くなく、感覚で取れてしまうものもあるので

真っ先に行うべきではないでしょうか?

 

~具体的な試験対策方法~

私立薬学部においては大手予備校の授業が6年生の段階で設けられているのがメジャーではないでしょうか。

その授業は大いに活用してください。

私は6年間の薬学部での勉強を予備校の授業半年で網羅しました。

(薬学での6年間は再試だらけで、下から数えた方が早い成績でした。)

大手予備校の試験対策用の冊子、

青本オレンジブック、虹本など様々ありますが、どれを用いても大丈夫だと思います。

自分の大学によく来る予備校の本を使うのがベストかもしれません。

ただその本を1から愚直に実施するには時間が圧倒的に足りません。

授業を受け、過去問を行いながら、辞書的に使うのが理想的ではないでしょうか?

半年間ひたすらそれを繰り返し(薬理、薬物治療、実務を中心に)行っていけば、

自然と合格点に達するはずです。もちろん卒業試験も並行して行っていく必要が

あります。割り切りが必要であり、一つの問題に時間をかける必要はありません。

 

皆様の合格を祈っております!